リリリリリ・・・・

木島は寝ぼけまなこを擦りながら目覚ましを消した。

「なんだ夢か。。ずいぶんリアルな夢だったな」

今日は木島の初出社日だ。今日から米系総合商社である「マイク&ブシ」で働くことになっている。

「夢で見たみたいに、いい先輩や可愛い彼女ができるといいな」

スーツに着替えた木島は期待で胸を膨らましつつ、眩しい朝日を背に受けながら近くの駅へと急ぐのだった。