「おう!じゃあみんな喉渇いただろうから手短に。木島、まずは全員の顔と名前をすぐに覚えてチームの一員として元気に頑張って下さい。」そして木島に「後で何かやるんだろ?楽しみにしてます」と締めくくった。木島は前日、山谷から「新人は歓迎会で芸やるのがこの部の伝統やから」とアドバイスを受けていた。挨拶は簡単に済ませて皆で乾杯して宴会が始まった。正面の白鳥さんはとても綺麗だった。飲みだすと顔が赤くなり更に色っぽく見えた。「白鳥さん、最近いつチューしたん?」どう話そうか考えあぐねていたら山谷が割って入ってきた。「秘密。随分してないよ〜」。木島は行けそうな気がした。宴もたけなわとなり、樫田から「では今から木島が芸をします」と声ががかった。木島はスーツを脱ぎ、トラの毛皮パンツ一枚になった。「自分の地元では男は皆、狩をして生活してきました。そこで狩人シリーズ〜まずはイノシシ編(○×!$!)、倒しました。続いてトラ編「地元にトラおるんかい」。山谷が突っ込んだ。「(&¥@!)、う、危ない、、(×○&!)、危なかったですが倒しました。」。ここで木島は勝負に出た。「では続いて、白鳥さん〜」、白鳥はきゃーと言いながらも嬉しそうだった。「僕が目をつぶって指を立ててバッファローになり、つので白鳥さんのビーチクをピンポイントで突きます」

 その後の事は記憶にない。次の日、樫田、山谷に説教部屋に監禁されこってり絞られた。木島の社会人生活の幕開けであった。